タイガー & ドラゴン DVD-BOX


タイガー & ドラゴン DVD-BOX
宮藤官九郎
発売日:2005-09-07
おすすめ度 ★★★★★
売り上げランキング:1102

>>もっと詳しく見る

落語の演目「三枚起請」をモチーフに、洒落が効かないヤクザの世界を洒落っ気たっぷりに描いたスペシャルドラマも優秀だったが、登場人物と設定を引き継いでその続きから描かれるこの連続ドラマ版はさらに充実。落語家を志すヤクザの虎児(長瀬智也)と落語から足を洗った売れないデザイナーの竜二(岡田准一)との竜虎にらみ合う関係ににぎやかしく絡み合う個性豊か登場人物が織り成すネオ古典落語の世界はその語り口もいっそう鮮やかに、落語ブームの火付け役にもなった作品である。
1話完結の各話で取り上げられる演目は、第1話から「芝浜」「饅頭怖い」「茶の湯」「権助提灯」「厩火事」「明烏」「猫の皿」「出来心」「粗忽長屋」「品川心中」「子は鎹」の11編。中でも、人情噺の当世風アレンジから下げまでを小気味よく詰め込んだ第1話の「芝浜」の出来ばえには舌を巻く。落語の予備知識なしでも楽しめるように、筋を軽妙な時代物の劇中劇として見せてくれるあたりも懇切丁寧だが、そこから換骨奪胎した新作落語とも呼ぶべきオリジナルの部分も折り目正しく仕上がっているので、まさに2倍楽しめる構造になっている。笑いのセンスゼロの設定である虎児の落語がめきめきと上達していくあたりもうれしくなってしまうところ。その一席が終わるたびに、「やくざ大明神」と声をかけたくなるほどだ。(麻生結一)

★★★★★ 2006-10-04 男はつらいよ(ヤクザも噺家も、やっぱり女も)
特典映像で、若い頃談志の影響(?)で役者を志したと言っているが、落語を現代風人間ドラマにしたクドカンの手腕に感服。古典落語の笑いあり涙ありの伝統エンターテイメントを、今の人たちに置き換えたテンポのいい笑いや、生き生きした感情に心を打たれる。



2時間ドラマの続編という形だが、2時間を知らなくても随所でポイントが触れられているのでわからなくなることはない(2時間もDVDで出ているのでそれを最初に観るのが一番ですが)。出演者が魅力的。長瀬、岡田、伊東、塚本、蒼井らの若手と西田、鶴瓶、尾美、半海、銀粉蝶他のベテランが個性的な演技で飽きさせない(阿部サダオはどっちに入れるか判断できませんでした(笑))。



昼は噺家、夜はヤクザという二足のわらじを履く虎児(長瀬)は悲惨な過去を持つ。笑いを切望してどん兵衛(西田)に弟子入りする虎児の心情に切なくなる。泣き笑いは表裏一体、人情は江戸の昔も今も同じ、各出演者のコミカルな演技と心の底に秘めた苦悩や哀愁を古典落語の題材にのせて描く手法が鮮やかで、観る人を魅了せずにはいられない。エンドコールは長瀬と岡田のカッコイイ映像だが、切ない心情を端的に表現している(JTが喜びそうな映像でもありますが(笑))。



ゲストも見逃せない。清水ミチコ、古田新太の熱演の光る厩火事は何度観ても泣ける。特典映像では未公開映像として高座のフルバージョンや記者会見(和服)などでDVD1枚分楽しめる。

★★★★★ 2006-09-08 虎と竜
実際、クドカンの脚本のドラマを観たのはこれが初めてで、「池袋〜」とか「木更津〜」とか興味なく、この先も観る気ないけど、これはハマった。「三枚起請」観てハマったくちなんだけど、いやぁ〜よく出来てますよね。古典落語をアレンジして、ストーリーとリンクさせるあたりなんざぁ秀逸、としか言いようがない。話も笑いどころ満載、ほろりとくるところありと、幅広い世代が楽しめるようになっている。クレケンのテーマ曲もまるでこのドラマのために作られたよう。ツッコもうと思えばいろいろ言えるんだけど、長瀬はあの手のアクトしかできないとか、岡田が天才落語家という設定には無理があるとか・・・。しかし、そんな事気にもならないほど面白い。脇を、ベテラン、キワモノたちが固めたのが大正解!特に安部サダヲと尾美としのり、すばらしい!

★★★★★ 2006-08-12 思い切りハマッた!
宮藤監督物を見たのは、『弥次喜多』が初めて。



実は監督も常連の主演俳優さんも、全然知らなかったんです。

だって、50sのBABAですもん。そんなの知りませんよ。



でもあんまり面白かったので、DVDを買い、ついでに

異様なほどのハンサムなくせに、おもいきりおかしい長瀬さんに

感動し、『虎龍』を試したら、もうやみつき!

美形と凄み系とお笑いの連結なんて、あまりに非凡。



みなさん、もう山ほどおっしゃっているので、いまさらいうのもアレですが、

とにかく出てくる人が全員濃すぎる、うますぎる。

ホタテのカンズメの汁みたい(意味不明?)。



みんないいけど、とくにすきなのは荒川良々さん。

『下妻』の八百屋で発見、『ヤジキタ』の魂、

あのつぶらな瞳と、ぽっちゃりかわいい下唇が不気味。

がんばってください。





★★★★★ 2006-05-03 新しい落語スタイル
古典落語を現代のわかりやすい話にしてアレンジし、

「知ってる人におもしろく話して笑ってもらう」それが現代落語。

テンポのいい展開はみてて単純におもしろい。

落語ブームの火付け役にもなったドラマ。

クドカンはやっぱりおもしろい

ラストはラストで泣けてしまう、やられた!

ただ気をつけてほしいのは、最初の単発2時間ドラマも

しっかり見この連ドラがつながらない。

最終回のオチも単発2時間ドラマからつながっているので

要は全部見るべきってことですね♪

★★★★★ 2006-04-17 何回見ても飽きない
やっぱり”いいものはいい”ですね。



BOXセットは金額が金額だけに欲しいと思ってもなかなか購入に二の足を踏んでしまいますが、これは買って大正解。



分かっていても何回も見てしまう、落語の古典のような作品になっているのではないでしょうか。特典のクドカンのインタビューにもありましたが、このシステムを思いついたことが成功のポイントだとは思います。しかし、良くできてます。



主演の長瀬、岡田もいいし、周りを取り囲む個性溢れる役者陣もいい味を出していますが、やっぱり西田敏行の存在感は別格です。作品自体のレベルを2つ3つ上げているんじゃないかなあ。



P.S.意見は分かれると思いますが、個人的には阿部サダヲ演じるどん太のギャグは最高!

>>もっと詳しく見る
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。